入間川サイクリングロード・豊水橋〜スズメのお宿

ホームコースで初ビンディングペダル

前回、初のビンディングペダルを体験したが、猛者2人にあおられまくり、じっくりと感動を味わうヒマがなかった。しかしついに本日、ホームコースであるICR、入間川サイクリングロードを走る機会を得た。
す、げ、え!
すげぇやビンディングペダル
あのね、めちゃくちゃラク。自宅〜豊水橋〜初雁橋まで片道15kmすなわち往復えーと計算難しいから分かんないや、が、マイ・ベーシック・ルートすなわちMBRなのだが、初雁橋に到着したオレは有り余りまくっている自らの体力に気付き、ビックリした。
ヨユーでまだ走りたいと思っている自分。もっと遠くまで行きたいと思っている自分。あの日に帰りたいと願っている自分……は余計だが、とにかく「もっと走れる!」というタフな自信にみなぎっていたのだ。カッコいい〜、オレ!
幸い、24日発売の雑誌の原稿仕事を18日夜遅くに終えており(!!!間に合うんだ!!!)、時間にも少し余裕がある。足を伸ばして、「スズメのお宿」まで行くことにした。

自信満々で道を間違える人

「スズメのお宿」とはオレが勝手に命名したICR途中にある東屋で、スズメがすげーいっぱいいて季節になるとバンバン巣を作ってピーピーとヒナがさえずるアットホームさが大好きな場所である。おかげでベンチはウンチだらけだが、かわいいもんだ。ベンチにウンチって、軽くダジャレにもなってるし。
途中、雁見橋と平塚橋の間は工事により迂回せざるを得ない。ちょうどその辺りで全身黒ずくめの「やるな」的なローディがオレの前にいたので、何も考えずに彼に着いて行く。自信に満ちた様子で、指定の迂回路から外れていく黒ずくめ。その確信たっぷりの背中に引っ張られて思わず着いて行ったが、あっさりと道に迷っている……。なんだよー、自信あったんじゃねーのかよー。
ワケの分からない道に出て、なかなかICRに戻れない。やむを得ず彼の背中に別れを告げ、自力でICRへ。だいぶ先まで来てしまっているが、スズメのお宿を通りすぎてはいない。もうひと回しすると、お宿に到着した。

スズメはいいけど犬はダメ

さすがに冬の昼下がり、スズメたちは出払っている。風は冷たいけれど、ちょっとぬくもりも感じられて、もしかしたら春の気配かな、などと季節の変わり目を感じているオレの足元は犬のクソだらけ。
スズメのウンコはかわいいもんだけど、犬はな……。でけぇし。しかもクリート付きのサイクリングシューズは歩き慣れないから、つい踏んでしまってもおかしくない。
幸い踏まなかった……と思われるが。

帰りもシューシュー回せます

スズメのお宿で一休みして、復路へ。入間川の上流へと遡っていくわけだから、若干上りだ。いつも帰りはヒーコラ言いながら回すのだが、今日のオレは別人。シューシューと回し、加速していく。
行きはペダルの回し方を気にしてゆっくり走っていたが、帰りは「もうめんどくせー、とにかく回しゃいいんだろ!?」と、とにかく回す。速ぇぜビンディングペダル! 帰りの方がアベレージも速いぜ! すげえ!!
いやホントにすげーな、ビンディングペダル。オレがもし外人に生まれ変わるなら、ビンディング・ペダルって名前になりたいな。
つうぐらい気に入りました。

ポジション合わせめんどくせ

サドルが低く感じられるようになったので、少し上げた。あとは右足がクランクの根元にこすれるのを何とかしたいけど、クリートは足の裏側に付いてるから、どっちにどう動かすとどうなるのか考えると頭の中がこんがらがる。から、そっとしておこう。
いやー、チャリンコ楽しいわ。ビンディングペダルのおかげで、もう少しこのストイックな趣味を続けられそうな気がしてきた。ユウさん、ありがとう!
しかし、まだ右足は本調子じゃないな。抜釘手術前からそうだったんだけど、足首の力が弱く、ニョロニョロと動いてしまう。カッチリと回せる左足とは大違いだ。ヒザまわりの筋肉も弱っているから、痛む。
でも、チャリに乗ってりゃあぜってぇ良くなるさ!

Tm Dst Av Mx
1:52'33 44.86km 23.9km/h 46.5km/h

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観音山ファミリーパーク

アホ発見

かつて世界グランプリに参戦し、今も最高峰MotoGPマシンの開発テストライダーを務めたり、鈴鹿8耐で表彰台に立っちゃったりしている青木宣篤さんの家に、トレーニング風景を取材しに行った。
青木さんはロードバイクをトレーニングに採り入れており、相当走り込んでいる。体型がすっかりローディーになっちゃっているのだ。……けれど、ボトルケージを上下逆さまにつけていたりして、めちゃくちゃチャリに詳しいってわけじゃない。あくまでもトレーニングとして楽しんでいるといった様相だ。
彼の地元の坂に案内されたのだが、「ここを休憩しながら6往復ぐらいするんだよ」とアホみたいなことを言っていた。アホみたいっつうか、アホだ。完全にアホ。1回上りゃ十分だよ……。

もうひとりのアホ

業界の大先輩・ユウさんと行ったのだが、ユウさんもまたアホ組である。ヒルクライマーであるユウさんは、猛然と坂を駆け上る青木さんにヨユーで着いて行ってる。本人は「いやー、いっぱいいっぱいでしたよ」とか「ちぎられて悔しい」とか言ってたが、後ろから見ている分にはかなりヨユーだった。
ごく常識的な一般人であるオレは、アホ2人組にまったく着いていけない。坂までの一般道でも、みるみるうちにブッちぎられていく。全然面白くない。ちぇ。つまんねーよ。もうチャリやーめた。と、言いたくなるぐらいの差だった。

初のビンディングペダルに感動

ユウさんから預かっていたビンディングペダルを装着してもらった。初めてのビンディングに超ビビる。ぜってぇ立ちゴケすると思ったが、一度信号待ちで停車時にズズズーッと足を滑らせたぐらいで、どうにか持ちこたえた。
しかし、やるね、立ちゴケ。ぜってぇやると思う。おかしいよ、自転車と足を固定するなんてさ。考え方がまっとうじゃない。くっついちゃうんだよ? チャリと足が。おかしいでしょうそんなの。やだなー。転ぶのはいいけど、大事なTREK2.1に傷が付くのがいやだ。
と、憂鬱になっている場合ではないほど、オレは感動もしていた。ビンディングペダルは素晴らしい! カッチリした剛性感と、自転車とのスキのない一体感(さっきはそれがヤダって言ってたわけだが)、さらになんつーか、足腰腹あたりのいろんな筋肉がビキビキ使われているかのように感じないでもない躍動感。素晴らしいです、ビンディングペダル

じっくりと感動したいのに

バイクに乗る人……の中でもごく一部の人に分かる例で言えば、ノーマル車両のABS製カウルと保安部品を取っ払い、レース用のFRPカウルに変えた時のような感じだ。
「ああ、これが本来のロードバイクってものなのか」とじっくり感動したかったのに、アホ2人組に「早く来いよ」「遅ぇよ」「いつまでチンタラ走ってんだよ」「おいてくぞ」とアオられまくって、それどころじゃなかった。ビンディングペダルの効能を確かめる精神的ゆとりは皆無だった。

Tm Dst Av Mx
1:33'43 33.61km 21.5km/h 52.2km/h

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入間川サイクリングロード・豊水橋〜初雁橋

汗をかきながら凍死可能

豊水橋から入間川サイクリングロードに入り、初雁橋まで。走り始めは「またいつものコースかー。つまんねーなー」と思うが、しばらく経つと何かもうどうでもよくなり、ひたすら回すだけの境地に達する。
自分的には過去最高の寒さの中での走行となったが、いやーウエアがないと困るなー。場所によって寒かったり暑かったりで、どうしたらいいのか分からない。汗をダーダーかきながら凍えそうになるって……。汗だくで凍死?
ロードバイク専用ウエアならうまいことこなせるのかな。せめてペラッペラのウインドブレーカーがほしいな。でもあんなペラッペラなのにヨユーで8000円とか言われると、ドン引きなんだよなー。でもでも暑くなったらぴょいぴょいと畳んでポケットに突っ込めるのはいいなー。
今日なんか、街着用のウインドブレーカーを羽織ったんだけど、途中でぜってぇ暑くなるに決まってるから、脱いだ時用にリュック背負ったからね。で、案の定暑くなってリュックに突っ込んだら、今度は寒くて冷え冷えと。背負い損じゃん?

被害妄想型強制ペダル回転装置

初雁橋では、TREKMTBに乗ってるフツーっぽいオジサンが休んでいた。目を合わせようともしないので、こっちからも話しかけなかった。自転車が趣味なのか、そうじゃないのかビミョーだと、話しかけるかどうか悩むな……。
一休みして上流に戻ったが、出発した時にチラッと後方にロードバイク乗りが。ぎゃー抜かれたくないー! と、気合いを入れて回しまくった。で、疲れ果てた。
だって、すぐ後ろに迫ってきてるような気がしてさー。
……って。
こういうのをやめて、安定して自分のペースで走る。
そんな大人に私はなりたい。

Tm Dst Av Mx
1:13'52 30.10km 24.4km/h 43.0km/h

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入間川サイクリングロード・豊水橋〜初雁橋

木枯らしめんどくせ

オレの中での基本コース、マイ・ベーシック・ルート、すなわちMBRを往復した。自宅→豊水橋→入間川サイクリングロード→初雁橋で折り返す、往復30kmだ。
入間川サイクリングロードに入ったとたんに、風が強くてげんなりする。つうか風が強い中、走ったことねーし。やだもんつらいから。と避けていたし、冬場にまともに走った経験がなく、木枯らしってヤツに遭遇したこともない。
でも今日はまさに木枯らしが吹きまくっていて、たまに強い横風がビュウと吹くとグラッと前輪が持っていかれる。それはそれでスリリングで、面白かった。

体力ガタ落ち

足は日に日に復調していくのが分かる。髄内釘を入れた時は、数ヶ月間は結構しんどかったけど、抜いた今回は、1ヶ月経たないのにもうほとんど問題ないレベルに復活している。ペダリングしてるとヒザがシミシミッと軽く痛むぐらいかな。
けど、たった数日の入院でも、基礎体力がガタ落ちしてやがんの。そっちの方が問題だ。ゼーハーいいながらメーターを見ると、今までより2、3km/hは落ちてる感じ。クッソー! むかつくぜ!!

オジサンとの出会い

初雁橋のベンチで休んでいたら、オジサンに話しかけられる。41歳のオレから見てオジサンなワケだから、結構なオジサンだ。ウインドブレーカー上下にスニーカー、頭には毛糸の帽子。サングラスもない。「あり合わせでとりあえず走ってみてます」という様子に、好感持ちまくり。だってオレと同じだもーん。
オジサンは「買ったばっかりでよく分かんなくて」と言いつつ、白赤のロードバイクを見せてくれた。なかなかカッコいい。
オジサンもオレのTREK2.1を見て「カッコいいですね」と言ってくれる。お互いロードバイクのことはよく分からないから、「カッコいいですね」「いやいや、そちらこそカッコいいですよ」の応酬で話は終わる。それでいいのだ。

オジサンとの走り

オジサンは、オレが戻る方向に行きたそうだったので、人見知りのオレとしては最大級の勇気を振り絞って、「ご一緒しますか?」と言ってみる。「ああ、ぜひ。でも私は遅いから、気にせず行ってくださいね」とオジサン。そんなわけで一緒に走ることにした。
人を後ろにつけて走ったことなんかないから、どうしたらいいのかまったく分からない。聞いた話にもとづき、何となく後ろを気にしながら走ってみると、どうもオジサンは20km/hぐらいがちょうどいいペースのようだ。
かといって、そのペースで走っていても進展がないじゃん? と、思ったオレは、エラソーに「ちょっと引っ張ってあげようかな」と、アベレージを23km/hぐらいに設定して走ってみる。オジサンもしっかり着いてくる。が、ちょっとした上りでギュイーンと離れてしまった。
振り返ると、「私のことは、気にせずに、先に、行っちゃって、くださーい!」と叫ぶオジサン。意外と距離が開いてしまっていた。「ハーイ!」と返事をしつつ、ホントになりふり構わず先に行っちゃうのもおとなげないので、何となくゆっくり走って豊水橋に着いた。

オジサンとの別れ

ほどなくオジサン到着。しばし談笑して別れる。「運動不足だから」と自転車に乗り始めたオジサン。お互いに自転車のことは全然分かんないけど、交わし合った「またどこかで!」「お気を付けて!」という挨拶が気持ちよかった。
豊水橋から家まではちょっとした上りがあるが、アウターギアのまま20km/hぐらいで上り切れた。悪くねーぞ。うーし、この調子でMBRレーニングを重ねて、早いとこ名栗湖に再アタックしてぇぜ!

Tm Dst Av Mx
1:16'22 30.05km 23.6km/h 49.0km/h

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入間川サイクリングロード

手術後初ロードバイク

2008年11月に右スネを骨折し、同年12月に髄内釘を入れる手術を受けた。そいつを抜く抜釘手術を受けたのが、今年の12月9日だ。そして21日、右足に打ち込まれた13個のホチキス(今は糸で縫うんじゃない。バチバチとホチキス留めである。すげぇよな!)を抜いてもらい、完治。すっきりさっぱり。今日は完治後、初めてのロードバイクだ。

実はホチキス抜鋼前も乗っていた

抜釘手術後、退院してすぐにロードバイクに乗っている。リハビリでエアロバイクに乗ったから、まあ大丈夫だろうと。
その時は、ヒザが痛くてダンシングできなかった。髄内釘は、膝を開いて脛骨(スネの骨)に太いチタンの棒をブチ通すので、傷口は膝が一番でかい。というわけで、引きつれてんだか何だ分かんないが、とにかく痛い。筋力も落ちているから、それも痛みの要因だろう。

急速に回復中だが……

今日はどうにかこうにか、「ダンシングできねーことはねーこともねーな」というレベルにまで復活していた。やっぱりホチキスなんかない方がいい。でも、まだしばらく痛むんだろうなぁ。うぜぇ……。
近距離&低速度だったので汗をかくには至らなかったけど、やっぱり自転車は気持ちいいぜ! 冬の強い日差しを浴びながら、入間川にぷかぷか浮かぶカルガモとか、のったり泳ぐ巨鯉を眺めてのペダリング。いいぜいいぜ!

Tm Dst Av Mx
0:57'22 14.19km 14.8km/h 35.4km/h

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自転車は悪のツールだった

大事だった(はずの)自転車

小学生の頃、自転車はオレにとって、だいたい命の次ぐらいに大切な存在だった。その割に、ちっとも大事にはしなかった。雨ざらしでサビッサビ、鍵をかけ忘れるわ、たまにかければ鍵をなくすわ、倒れてもまるっきり気にしないわ、むしろ倒して転がして笑って喜び、手入れなんてまるでせずにたまにしぶしぶタイヤに空気を入れるといった手荒い扱いっぷりで、書いていて本当に自転車が命の次に大切だったのかどうか疑わしくなってくるな……。
それでも「大切にしていた」と言い切るのは、移動手段がそれしかなかったからである。逆に言えば、自転車さえあれば、どこにでも行った。オレは当時練馬に住んでいたが、池袋までは軽く自転車の範囲だった。ひとりペダルを回しながら、果てしなく遠く感じた池袋。でも電車代は惜しかった。何度も道に迷って心細い思いをしながらも、やがてルートが確定し、安定して通えるようになった。

いきものバンザイ

池袋に行く目的は、ただひとつ。西武百貨店屋上のペットショップで小動物や小鳥や金魚を眺めることだった。なんといじらしい目的であることか。それ以外に何か悪さをした覚えはまったくないのだ。途中、江古田の金魚屋で「らんちゅう(という名称の高級金魚がいるのだ)」の美しさにあっけに取られたり、東長崎の釣具屋で高くて買えないルアーやリールを眺めてはため息をついたり、といった寄り道はしていたが、何にしても生き物関連だというところが信じがたいほど健全である。
それにしても池袋は遠く、行って小動物を眺めて帰ってくるとほとんど1日がつぶれていた記憶がある。本当はどうだったのだろうか。当時のルートをインターネット上の地図で距離計測してみる。むむー!? やややー!? なんと練馬〜池袋はわずか7km程度ではないか!
……そ、そんなに近かったのか!?
うーむ、平均15km/hだとしても、30分かからない計算だ。当時のオレは、今もそうだが、「乗り物=スピード追求型」であるから、そんなにちんたら走っていた記憶はない。だとすれば、往復1時間の池袋ツーリングでほぼ1日費やすとは、いかなることか……。小学生のオレは何に時間をつぶしていたのか……。

ゲーセン三昧

あ。
やっべ。
思い出してきた。
ゲーセンだ。ゲームセンターだ。練馬のゲーセンでギャラガに興じ、桜台のゲーセンでコインゲーム、江古田のゲーセンではポールポジションのハンドルをグリングリン回し、東長崎のゲーセンでは平安京エイリアンの台上に50円玉を積み上げ……。西武池袋線の各駅前のゲーセンに「各駅停車」していたから、途方もなく時間がかかったんだった。
ああそういえば、電車賃を惜しんでいたのは、ただひたすらゲームに充てたかったからだ。全然健全じゃねぇじゃん。むしろ全力で不健全だ……。オレが小学生の頃は、今のように「18時を過ぎたら保護者同伴でも立ち入り禁止」といった窮屈な時代ではなかったので、時間を気にせずのびのびとゲーセンに入り浸り、コイン返却口を指先で探ったりゲーム機の下に這いつくばったりしながら10円でもコイン1枚でもいいから確保しようとしたり、不健全に邁進していたのである。

イニシエーションとしての自転車

すなわち自転車は悪のツールであって、今のように健全なスポーツギアではなかった。……少なくともオレにとっては。……いや、多くの小学生男子にとって、そうであったはずである。
だからこそ、自転車はだいたい命の次ぐらいに大切だったのだ。ちょっと悪いことをする時は、常にそこに自転車があった。今になって思い返せば、ささやかで、かわいい、いたずら程度のことだ。もちろん当時は分からなかったけれど、親や、学校や、地域社会や、そういういろんなことから自分を引き剥がして、独立するための儀式のようなものだったのだ。

ささやかな不健全

……そうかな? そんな立派なモンか? ただひたすら誰の目も気にせずゲームしまくりたかっただけじゃねぇの? ああいろいろ思い出してきた。そういえば近所のゲーセンはあまりにも小学生軍団が入り浸って保護者チェックが入ったり学校でそれなりに問題になりかけたりして、「やべぇやべぇこりゃやべぇ」とリスク分散のためにあっちゃこっちゃのゲーセンに行くようになっただけのことじゃねぇか? その足に、ビタ一文かからない自転車がベストだったと。
なにが生き物だ。なにが「らんちゅう」だ。なにがルアーだ。
ああでも、しかし。自転車を強力な相棒として、ささやかな不健全さの中で育っていくことこそが、男の子にとっては健全なプロセスなのである……。

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