入間川サイクリングロード・豊水橋〜スズメのお宿別館

やる気ゼロ以下

ホントに乗りたくなかった。風は吹いてるし気分は乗らないし、どうせ疲れるのは分かってるし、何のためにオレはロードバイクに乗るのだという根源的問いにぶち当たり、全然体が動こうとしない。よし、行くか!
と、相変わらず支離滅裂ながら、どうにかこうにか出発。

ただ眺めるためでなく

前回より風は強いが、往路はほぼ真左からの横風で、ハンドルは取られるものの、ペダリングにはさほど影響がない。どっちかっつうと快調な雰囲気で進む。
しかしペダルを回しながら、「何のために……」という問いが頭の中をグルグル巡る。
別にダイエット目的でもないし、レースやブルベに出るといった目標があるわけでもない。もともとツール・ド・フランスをテレビで観るのは好きだったし、ランス・アームストロングすなわちランス・強腕の著書「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」も持っている。自転車にはメカニカルな魅力も感じる。
でも、それならただ眺めていればいいだけなのに、今は必死にペダリングしている。
……なんなんだろう……?

どうなるのか見てみたい

こうやって自転車に乗り続けていたらどうなるのか経験してみたい、といった好奇心だろうか。この先に何が待っているのか、見てみたい。
以前、レーシングライダー芳賀紀行選手にインタビューした時、「どうしてチャンピオンになりたいの?」と聞いたことがある。彼は、「自分がどう変わるのか見てみたい」と答えた。
今になってその気持ちがよく分かる。体型がどうなるかってことじゃない。ロードバイクに乗ることで自分の心が、考え方が、視野が、いろんなものがどう変わるのか、確かに見てみたい。

またもオッサンに敗れる

スズメのお宿本館はまたしてもオッサンに占拠されていた。ゲ。またかよ。
オッサンをちょっと観察してみたが、ススけたジャンパーを羽織り、イヤホンを装着して半目を閉じている。とてもじゃないけど話しかけられる雰囲気ではない。ムリムリ。ただでさえオレは人見知りなんだから。
やむを得ず別館に。クソー。競争率高ぇなぁ。
あまりにも寒いので、ほとんど休まず復路につく。復路はあからさまに向かい風。上り基調のうえに向かい風。もうイヤ。
とかいう割に、まずまずのペース。2段地獄坂も比較的ひょいひょいと上ってしまった。
よく分からないなぁ……。ホント、同じコースを走ってるのに、どうしてこうも変化に富んでるんだろう。面白ぇなぁ。

本日の視覚的嗅覚的収穫

ものすごい砂ぼこり。
ヴーーーーーと唸りを上げながら空高く舞うでかい凧。
目の前を閃光のような素早さで横切ったカワセミ。ものすごく美しいエメラルドグリーンと鮮やかなオレンジ。
スズメのお宿ではない東屋で、アタッシュケースから複雑そうな電子機器を操るススけたオッサン2号発見。何度か見かけているが、ちょっと不審。
初雁橋手前は何かの工場からケミカルな異臭がしてちょっと怖い。
Tm Dst Av Mx
1:44'35 43.60km 24.9km/h 47.1km/h

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